ことの終わり

有沙というより、本名の私の趣味についてです。
舞台や映画を観るのが好きで、今日は映画のタイトルのお話を。

「ことの終わり」という映画があります。私、このタイトルというか、和訳がとても好きです。原題は「The End of the Affair」で「情事の終わり」と訳されています。
しかしこの映画では「情事」ではなく「こと」と訳しています。
良いですね。ずっと趣きや深みが増したと思いませんか?

1999年制作のイギリス・アメリカ合作映画です。主演はレイフ・ファインズ。昔から大好きな役者さんです。繊細でこじらせてる感なところがたまりません。この映画でもその魅力がさく裂していました。この俳優さんは一つの映画で、必ず忘れられないシーンを私にくれます。表情や動き。この映画では電話にすぐに出ないシーンが忘れられません。

さて、私が「ことの終わり」をふと思い出したのは、情事だけではなく人間関係も終わっていくものがあるなぁと考えたからです。
何でも永遠に続くものはありませんので、何かを得たら何かが無くなる。そんなものです。
ということで、素敵な和訳の映画を思い出しました。

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