前世について No.3

いろんなお客様の前世を視ましたが、どなたも許可をいただいていないのでお話をすることはできません。

う~ん、どうしようかな。ってことで、書いても大丈夫な人のことについて書きましょう。

時代は中世。ヨーロッパのある町から少し離れた森に近いところ。そこで、多くの動物と一緒に暮らす女性がいます。薬学の知識もあり、ハーブなどで人の病を治していました。
人と関わることはあまりありませんが、ハーブや呪術を使い人の体を良くするということで、嫌われてはいません。
ある若い男性が狩りの途中で彼女に会い恋に落ちます。二人が一緒に住むようになるには時間はかかりませんでした。二人と動物たちの生活は幸せに満ち溢れていました。
しかし、彼女はしばらくして病気になります。病に打ち勝つことができず、彼女は彼を残して亡くなってしまうのです。
彼女の心残りは、彼との時間。彼は一人残された孤独に気が狂いそうでした。
彼は彼女がもしいなくなっても、仲間がいてくれたらそれで癒されると感じました。
彼は生まれ変わって、また彼女と過ごす時には仲間も一緒に過ごせるようにしたいと思ったのです。

この二人はまた同じように出会い恋に落ちます。
そして、彼女は病気になりました。
彼との出会いが病気のスタートでもあります。
彼の大切にしているものが二人を邪魔しています。
最初、彼女は自分の人生に関係ないと思ったのですが、前世を知ることにより考えが変わりました。
病気を乗り越え、長い時間彼と一緒に過ごすことが出来るようになるには、彼の意向を大切にしつつ、ずっと孤独であったところから脱しないといけないのです。
彼女には大切な仕事があります。
そこに孤独が必要だと思っていますが、そうとも限らないのでしょう。
本物である必要はあるけども、孤独である必要はない。
人との関わりを持ち、彼の大切なものを受け入れることで、彼との時間も延びるのです。
それが前世から持ち越してきているカルマの解消に繋がるようです。
彼は仲間を受け入れてくれた彼女をこの上なく大切にすることで、ようやく同じ時期に生涯を閉じることができます。
二人の愛は次の世界でも続くでしょう。

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