10月の風は、少し冷たくて、でも優しい。
夏の熱が落ち着いて、空気が澄んでくると、心の奥にある“ほんとうの声”が聞こえやすくなるケースがあります。
皆さんも自分の声に耳を傾けてみてください。
占い師として日々カードをめくっていると、季節の移ろいが人の心にどんな影響を与えるかを、しみじみ感じます。
秋は「手放し」と「見直し」の季節。
タロットで言えば「死神」や「節制」というところです。
「死神」なんて聞くと、怖いっていうイメージがあると思いますが、実は優しいメッセージを持っているのです。
「もう握りしめなくていいよ」「次に進む準備をしようね」って。
このブログを、サードプレイスだと感じてくださる方がいること。
それは、私にとって何よりの励みです。
ここは、誰かを占う場所ではなく、誰かの心にそっと寄り添う場所だとも思っています。
そんな方のために、気づきや癒しを与えることができれば嬉しい限りです。
ということで、最近ふと感じたこと。
「静けさは、怖くない」ということ。
何も動いていないように見える時間こそ、心が深く耕されている時間なのかもしれません。
秋の夜長、そんな静けさの中で、自分の気持ちを少しずつほどいていく。
それだけで、次の季節がやってくる準備は整っていくのです。