誰の責任?

人間関係がおかしくなるときには、どっちが悪かったのかってことがあります。
「他責」「自責」
これらについてお話をしていきましょう。

他責とは何か
他責とは、問題の原因を 相手や環境に置く思考 です。
典型的には次のような反応が起こります。

  • 相手の言動に過敏になる(なんであんなこと言うの?)
  • 自分の感情を相手に預ける(あの人のせいで疲れた)
  • 被害者意識が強くなる(私は悪くないのに)
    他責が強いと、相手の行動に自分の感情が左右され、怒りや不満が蓄積します。自分の人生のハンドルを相手に渡してしまう状態です。

自責とは何か
自責は、すべての原因を 自分に引き受けてしまう思考 です。

  • 必要以上に自分を責める(私が悪いんだ)
  • 相手に合わせすぎる(嫌われたくないから我慢しよう)
  • 境界線が曖昧になる(相手の機嫌は私の責任)
    自責が強い人は、相手の感情まで背負い込み、心がすり減っていきます。優しさが自己犠牲に変わる瞬間です。

他責と自責の共通点
一見、正反対のように見える二つですが、実は根っこは同じです。
どちらも 「自分と相手の境界線が曖昧」 という状態。

  • 他責は、相手の領域に踏み込みすぎる
  • 自責は、自分の領域を明け渡しすぎる
    境界線が乱れると、関係は必ず不安定になります。

人間関係を整える鍵は「責任の線引き」
健全な関係を築く人は、次の感覚を自然に持っています。

  • 相手の感情は相手のもの
  • 自分の行動は自分のもの
  • 相手の問題を背負わない
  • 自分の問題を相手に押しつけない
    この線引きができると、他責にも自責にも偏らず、関係は驚くほど軽やかになります。

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