悩みのほとんどが人間関係です。
日々の多くの時間を過ごす職場で悩みが多く発生するでしょう。
こんな言い方したら気分悪いだろう…。とか、ちょっとした態度や言葉の使い方で変わるものだな、と思うことを例でご紹介します。
企画部、システム部、実際作業をするプロジェクトチーム。
この3チームのミーティングでのことです。
企画部の指示に従い、システム部がシステムを組みました。
このミーティングではプロジェクトチームに企画部が説明。
その後、システムについての説明。
プロジェクトチームのメンバーはその道の深い知識と経験があります。
企画部が考えたことに対して異議を申し立てる人もいました。
その時にだいたいの人が「こうするべきだ!」「これはおかしい!」など、企画部を否定することを言います。すると、企画部は段々と頭にきて、「そうしてもらっても、うちは全然かまいませんよ」と投げやり。
そんな中である女性が質問しました。この方は経験がかなりあり、強く言うことも出来る性格と実績を持っています。
しかし彼女の質問はこんな感じです。
「書類にはこう書いてますが、〇〇は言っても大丈夫ですか? こうなった時にだけ、●●●しても良いですか?」
彼女は企画部を一切否定しません。書き方に問題があったとしても、そこは特に指摘せず、自分で「こうだろな」って思ったことを確認していくだけです。
すると企画部も「そうそう!」みたいな感じで、笑みもこぼれてきます。
追い詰めることも出来る彼女が一番それをしません。
その後、システム部の説明が始まった時も同じようなことが起こります。
「こうするべきだ」と言う中で、彼女は「〇〇を追加するのは難しいですか?」と発言しました。
意見を述べるときに命令ではなく「難しいか?」という言葉のチョイスです。
否定をしない彼女の言葉に、システム部の担当者は安堵の表情で「ちょっと考えてみます」と口にしました。
偉そうに言うのは簡単です。マウントを取りたがる中で、彼女はそれをしません。
すると彼女に対しては言われた方も好意的になります。
いくら後でにこやかに話しかけても、公の場でマウントを取るような言い方をしたら、心の中は良い気はしません。
彼女のような態度や言葉、とても良いと思います。
皆さまも良かったらぜひ!