お金なんて

お金よりも大切なものがある
お金なんてあっても意味がない
お金、お金って言う人は卑しい

こんな風に言う人が立派。そう言わない人がダメな人。
そんな風にされていませんか?

確かに一理あります。お金が全てじゃないと思いますし、お金よりも大切なものもあります。
しかし、「お金も大切」であることは確かです。

例えば、プライドを持って仕事をして、それに対するお金が支払われない。
それに抗議しても、「仕事はお金じゃないのよ」なんていう屁理屈で返される。
そして、「嫌な人と縁が切れるのなら、お金なんていらないからそのままで縁切れば良いじゃない」と周囲の人に言われる。

こんな経験ありませんか。
これって私はおかしいと思います。
生活の余裕は人によって違うもの。そして10,000円の価値も人によって違うもの。
それに、しっかりと仕事をしたのに、お金をもらえない(給与の未払いなど)は、本当に悔しいのです。
それに対して、出さない方が変な反論するのもどうかと思います。犯罪ですからね。
周囲の人も軽率に「お金なんて大したことないよ」と言わない方が良いでしょう。
それは親切心ではありません。
言われた方の心理は、とても卑しい人間のようにバカにされた、というところでしょう。

こんな発言をする人は多分、自分が頑張らなくても「ある程度のお金」が入る環境にあるのだと思います。
人はそんな恵まれた状況にばかり無いです。
「私は生活できる程度のお金があれば良いから・・・」と言っても、「生活できるお金」を稼ぐために皆頑張っているのです。
それを犯罪を犯している方を責めずに、被害にあった方を責めるようなことは言わない方が良いでしょう。

お金というのはタロットでも「ペンタクル(金貨)」として出てきます。
タロットの小オラクルは「火、地、風、水」というグループがあり、この地がペンタクル(金貨)なのです。
西洋占星術のホロスコープでも同様に「火、地、風、水」が出てきます。
このようにお金というのは大切な要素として挙げられているのです。お金というか物質ですね。

自由に生きるためにお金を稼ぐのは何も悪いことではありません。
余裕があるからと言って、このような人に対して、心無い言葉を投げることはしないでください。

お金なんて、ではなく。お金も、愛も、思考も、やる気も、全部が人間には必要です。
どこを最重要視するかも人にはよりますが、どれかがやはり無くても良いとは言えません。

よく聞く言葉から、今日はお金の話をさせていただきました。


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