エゴという怪物 No.1

最近、エゴという名の怪物について考えさせられることがありました。
以前からこちらのブログで「自分だけは〇〇しても許される」というのは無い!とお話をしているので、また近いお話しです。

皆さまの周囲にも、この怪物を飼っている人がいるのじゃないでしょうか?
思い出しながら読んでみてください。

エゴというものですが、辞書ですと「自己。自我。」となり、悪い意味ではありません。しかし、もう一つ意味がありまして、「利己主義」という意味の「エゴイズム」を短縮した言葉がエゴとして使われています。他人の迷惑を考えずに自分の得になるような考え方や行動を指しています。
通常、「エゴ」は後者のことを言っています。

では、どんなところで「エゴ」が出やすいのか。一番多いのが「甘えられる人間関係」が成立している時だと思います。恋人・夫婦・家族・友人など、自分が「この人にだったら何を言っても良い。許してもらえる」という図式が成り立っているとき、自分が得をする「エゴ」が出やすいでしょう。

あとは「お金を払っている関係」にもエゴは出やすいと思います。お金を払っているのだから、自分の思い通りに!という意識が高くなるのです。
お金を払っている商品にもよりますが、その商品には「あなたの思い通りにします」という内容が入っていますか?もしそうじゃないのなら、それはサービス提供外です。
期待をしていたものと違うからと言って、暴れるのは良くないです。

次に「期待をしてしまう間柄」にもエゴは出やすいです。代表的なのは「好きな人」に関してでしょう。LINEが既読にならないことに関してムカついたり、返事が思ったような内容じゃないことに憤慨したり。それはすべてこちらのエゴなのです。

人は誰でも「エゴ」という名の怪物を飼っています。ただ、その怪物に支配されるのか、飼いならすのか。それは全部自分次第です。
あ、自分のこんなところが出てきたわ。と思えるようになって、ちょっとセーブすることが出来れば、あなたのエゴは可愛いワンちゃんやネコちゃんのようなものです。
しかし、エゴに支配され、それを正当化して攻撃するようになっては、本当の怪物になってしまいます。

世の中はきっと「自分の思い通りにいかないこと」が多いです。だからこそ、願いが叶ったときなどは喜べるのです。
喜怒哀楽の感情があるので、どこかの感情だけの人生にはならないです。

この記事を書いた人