誰でもない、あなたの心の声 ~うか~

彼のことが大好き。こんな年であんなに若い男性と付き合えるなんて、信じられない。
体形だって太って醜いし、何が良くて私と付き合ってくれたんだろう。

そう思ってスタートした恋愛だったけど、確かにちょっとどころかかなりクセのある男性だった。
とても我慢が必要。
でも、その我慢と、ハゲでデブのおっさんと付き合う我慢の二択しかない。

この人生、こんな彼と付き合えることなんてもう無いだろう。
そう思ったら、多少どころか、とんでもない我慢でもしないといけないと思う。
寂しくても、疑っても、信じられなくても。
彼とたまに会って、セックスできるだけで凄いことだ。

電話が繋がるときはお金を貸してくれと言う時だけ。
もう50万以上も貸している。
いつか返してくれることだけは信じて、借用書を持っている。

住所は宅配便も届くから多分合ってる。
入れてもらったことも無いけどね。
私のとこにしか来ないし。

ものは考えようで、ホストだと思えば良いのかもしれない。
ホストでセックスもしてくれるなんて、50万の出費じゃ無理だし。
若ければまあ抱いてくれるかもだけど、今じゃ到底無理。

シャンパンタワーを心の中でして落ち着けよう。
人生最後の男かもしれない彼が、人生で一番イケメンだった。
それだけで幸せ。
いろんなことが信じられなくても、きっと幸せだ。

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