誰でもない、あなたの心の声 ~あゆみ~

最初はとても優しかった。彼が優しくて、私を熱心に求めてくれたから、その時に付き合っていた彼とも別れた。

でも、今考えたら、優しかったのなんて一瞬。

もうずっと、優しさなんて無い。

私は随分と尽くしている。
女性がするべきこと。すべてやって喜ばせている。
料理。気遣い。彼の洋服にいたるまで、出来た彼女でいるのを心がけている。
友達と遊びに行って会えなくても文句は言わない。

そんなに我慢しているのに、夜に電話したら出てくれない。
恋人だから、ちゃんと交流したいし、優しくだってして欲しい。
電話に出れなかったら、怒るんじゃなくて、ゴメンって言って欲しい。

お金無い無いって言ってるくせに、どうして女友達と旅行に行って散財するの?
私には旅行どころか、ちょっとしたプレゼントだって渋るくせに。
アウトレットでバッグをプレゼントしてくれるというから、4万のをおねだりしたら突然怒り出すし。
その旅行って10万以上かかってるよね?
あなたが多めに出してるよね?
今度、屋久島に行くって? いくらかかると思ってるの?

私、あなたに優しさをたくさんあげたのに、何もかもを搾取されている気がする。
心がボロボロで、でも友達にも聞いてもらえなくて。
だから、占い師の先生にたくさん相談した。
車の中で泣きながら電話したことだってある。
いくらかかったと思ってるん?

優しくして欲しい。ちゃんと感謝して欲しい。
それだけなのに、こんな風に思わせないで欲しい。

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